カラオケはお店に行くのが一般的ですが、エクシング・第一興商ともに、様々なプラットフォームで家庭用カラオケを出しています。とくに、ゲームプラットフォームに対するリリースが活発で、PS3の世代以降は特に活発になっています。
カレンダー的に某氏にアンコールをお願いされた気がするので、様々ある家庭用カラオケについて触れていこうかと思います。
それでは「続きを読む」からどうぞ。
目次
- Wii
- PlayStation 3
- PlayStation 4
- Xbox One
- Wii U
- Windows PC
- 携帯ゲーム機
- スマートフォン
- Nintendo Switch
- まとめ
- Advent Calenderの宣伝
Wii
カラオケJOYSOUND Wii(サービス終了済み)
JOYSOUND史上初の家庭用カラオケとしてリリースされたWii版。この時はまだ作りがチープで、一応歌える程度のものでしかなかったように記憶しています。
残念ながら、Wiiのオンラインサービス終了とともに、昨年1月にサービス終了してしまいました。
PlayStation 3
JOYSOUND DIVE(サービス終了済み)
業務用カラオケに最も近いカラオケとして鳴り物入りでPS3にリリースされたJOYSOUND DIVEが、最近のJOYSOUND家庭用カラオケの礎となりました。2011年11月にいきなり7万曲以上搭載でリリースされ、1ヶ月ほどは無料で歌うことができました。JOYSOUND DIVEは、CROSSOベースの表示でした。
エクシングも、色々な歌い手に実況動画の投稿を依頼していたようです。メニュー類などは、今でもJOYSOUND DIVEが最もかっこよかったなあと思っています。
レイヤーフレーム機能が変わり種でしたが、何もしなければ、普通に歌うことができました。一応、簡単な採点機能はありました。
やや遅延が大きかったですが、後述のものも含め遅延があったため、これはおそらくPS3の処理性能の問題があったものと思われます。
しかしながら、そのあとにJOYSOUND.TV Plusがリリースされ、JOYSOUND DIVEはサービス終了という形になりました。
JOYSOUND.TV Plus(PS3版)
JOYSOUND.TV Plusは、JOYSOUND DIVEに代わるサービスとしてリリースされ、現在もサービスが続いています。
JOYSOUND DIVEとは違い、JOYSOUND.TV Plusは、f1ベースの表示に変更されました。また、採点も分析採点・全国採点を選べるようになり、主旋律・タイミング・なめらかさ・しゃくり・ビブラートの5項目での採点結果が表示されるようになりました。
また、JOYSOUND DIVEでは常に動画ごと配信されていたため高速回線が必要でしたが、JOYSOUND.TV PlusではMIDI演奏ができるようになり、低速でも楽しめるように改善されました。
推奨マイクもあるようですが、USBマイクがあれば使用できます。
カラオケの操作性としてはDIVEよりずっと上で、後述のPS4版とほぼ変わりありません。
PlayStation 4
JOYSOUND.TV Plus(PS4版)
PS3版よりも遅延が多少改善されたこと、ブロードキャスト機能の利用、VR機能の追加がされた程度で、ほぼ変わりありません。
推奨マイクもあるようですが、USBマイクがあれば使用できます。
もちろん、サービス継続中です。
カラオケ@DAM for PlayStation 4
正直、これが最もまともなDAMの家庭用カラオケです。精密採点を搭載しており、お店のLIVE DAMの精密採点DXに近い採点で楽しむことができます。
また、精密採点Infinityが搭載されており、これがお店のLIVE DAM STADIUM以降の精密採点ミリオンに逆輸入されましたが、ぶっちゃけミリオンよりInfinityのほうが出来が良かったように思います。
推奨マイクもあるようですが、USBマイクがあれば使用できます。
もちろん、サービス継続中です。
Xbox One
ぶっちゃけ存在感…なハードなので、そんなに使ってる人もいないのでは…。さすがに、私も持っていません。
カラオケ@DAM for Xbox One
実は、PS4版よりも先にリリースされたDAMの家庭用カラオケです。
もちろん(?)、サービス継続中ですが、ハードを持っていないので試したことはありません。
???「マジかよ、クソ箱売ってくる!」
Wii U
実はクソ箱を笑えないほど、ほとんど売れなかった悲しいゲーム機。私も持っていませんが、どう見てもあのコントローラー、キョクナビにしか見えませんよね。
カラオケJOYSOUND for Wii U(旧称:Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U)
というわけで、任天堂とエクシングが協力して、家庭用カラオケをリリースしました。
詳しくはリンク先を見てもらえればわかりますが、あのコントローラーが、キョクナビに変身していますね。使いやすさはおそらくダントツでしょう。
マイクは、有線ならば定価3300円くらいで買えます。Switch版と共通です。
もちろん、サービス継続中です。
Windows PC
カラオケ@DAM for Windows 10
基本的なUIはPS4版・Xbox One版と一緒。だけど、こいつは世に出してはいけないモノだと感じました。
精密採点を搭載していることなどは特に何の問題もないのですが、ちょっとでもこのDAMのウィンドウが非アクティブになってしまうと、カラオケが強制演奏停止してしまうクソ仕様だったのです。
色々な操作をするのにマウスが必須なわけですが、そのマウスでうっかりタスクバーを触ってしまうと…。お察しの通りです。
また、Windows 10に限定しているので、ストアアプリ配信かと思いきや、ただのWin32アプリでした。Windows 10に限定する意味がわかりません。
USBマイクがあれば使用できます。
サービス継続中です。
携帯ゲーム機
PS Vita向けJOYSOUND.TV Plus
最も小さいながら本格的な家庭用カラオケです。Vitaは影が薄かったので持っていませんが、比較的PS3版に近い感じで楽しむことができるようです。
基本的には本体内蔵マイク+イヤホンのスタイルです。
サービス継続中です。
カラオケJOYSOUND(3DS版)
3DSの本体仕様上若干チープでしたが、そのチープな本体スペックの割にはまともに仕上がっています。
唯一、オフラインで歌うための買い切り型「持ち歩きパック」も用意されていたり、オンライン1日1曲無料だったりと、キッズには優しい仕様です。「持ち歩きパック」は決まった曲のセットしかないことはちょっと残念ですが、定番中の定番は抑えてあります。
基本的には本体内蔵マイク+イヤホンのスタイルです。
オンラインサービス継続中です。
スマートフォン
カラオケJOYSOUND+
かなり前からあるアプリですが、これもちょっと問題アリで勧めにくいです。
動画広告を見れば1日に3曲までは無料で使えます。月額を払うか、ドコモスゴ得版・auスマパス版なら、動画広告無しで無制限になります。
従来のJOYSOUNDの音源確認用アプリとして使うのが限界で、一応採点機能はありますが、おもちゃレベルで、めちゃくちゃな点数が出ます。また、アプリ本体のアップデートは時々行われているにも関わらず、音程バーの表示が最近のAndroidバージョンでは盛大にバグるのですが、放置されてしまっています。ほかのJOYSOUNDアプリは結構出来がいいのに…です。
基本的にはスマホ内蔵マイク+イヤホンか、マイク付きイヤホンの利用が必要です。
一応、サービス継続中です。
カラオケ@DAM for スマホ
比較的最近リリースされたアプリで、第一興商史上、最良のスマートフォン向けアプリです。JOYSOUNDとは真逆の恰好で、ほかのDAM関連スマートフォンアプリは、全部操作性やバグなどが全部DAMEですが。
人数が少ないことを除けば、精密採点RB(ランバト)を使えば、音程バーも見ながら、リアルタイムランキングを確認できることが特徴です。これを業務用DAMのランバトに逆輸入して欲しいという感想を持ちました。
他に比べるとやや利用チケットが高いですが、いつのまにかSNSシェアで1日1曲無料になっていたのですね。
基本的にはスマホ内蔵マイク+イヤホンか、マイク付きイヤホンの利用が必要です。
サービス継続中です。
Nintendo Switch
カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch
JOYSOUND MAXに近い分析採点マスターや全国採点DXが搭載され、お店のJOYSOUND用のキョクナビアプリをそのままSwitchで使えるようになり、よりお店のJOYSOUNDっぽくなりました。
初心者向けの全画面モードと、慣れたユーザー向けの多機能モードと、選曲方法を選ぶこともできます。歌っている途中に次の曲を入れるには、多機能モードに切り替えが必要です。
Switch本体のイヤホンジャックから音を出せば、音の遅延もほぼなく、比較的使用感としては良好でした。Wii Uのマイクをお持ちの方はそのまま流用できるのもグッドです。お持ちでない方は、有線ならば定価3300円くらいで買えます。
サービス継続中です。
まとめ
他にも様々な家庭用カラオケ製品やサービスが多数出ては消えてきました。
しかし、この10年で、家庭にも業務用に近い形でのカラオケが、ゲーム機を中心として展開され、世代が変わるたびに徐々に進化しています。ただし、家庭用の分野においては、JOYSOUNDもDAMも、クソなバージョン、普通に10年前以内の業務用に近いレベルを保っているバージョンが混在していますね。
現時点で、JOYSOUNDはSwitch、DAMはPS4という形で本気になっているプラットフォームが綺麗に分かれた形になったと思います。
騒音の問題もあるため、どれだけのユーザーが家庭用で楽しんでいるのかは疑問が残るところではありますが、こうして手軽に通信カラオケで遊べるのは、一般人にとってはうれしいことなのかもしれませんね。
Advent Calenderの宣伝
昨日に引き続き、3日連続で埋めました!他の人も何か書いてください!お願いします、何でもしますから!(何でもするとは言っていない)