JOYSOUND X1 レビュー

みかちです。

先月 11 月半ばに、JOYSOUND MAX GO に続く新機種である「JOYSOUND X1 (ジョイサウンド エクスワン)*1」が発売となり、順次JOYSOUND直営店を中心に導入が進んでいる状況です。

近場のJOYSOUND直営店にて 11 月末に導入されたという情報を受け、早速使ってきましたので、そのレビューを書いていこうと思います。

なお、この記事を書くにあたり、提供等を受けていることは一切なく、すべて自腹かつ自分の時間を使ってきました。よって、いわゆるステマ記事等ではない点をご理解のうえお読みください。*2

本文を読まれる方は、[続きを読む] からどうぞ。

JOYSOUND X1 (ジョイサウンド エクスワン) とは

2019 年 6 月に発売された JOYSOUND MAX GO (JS-FX5) に続く、カラオケ本体の新機種です。

JOYSOUND MAX GO からの主な変更点としては、下記のような部分が挙げられます。

  • ミュージック音源の再変更 (X-Leben → X-LebenⅡ)
  • 分析採点AI が分析採点AI+ に変更
  • スタンダード背景映像の一部とカラオケテロップのレンダリングが4Kに対応
  • 本体の前面パネルに HDMI パススルー入力 × 1 が追加 (背面から移動)
  • 本体の前面パネルのマイク入力が 1 → 2 本に増加
  • 本体の前面パネルの画面が垂直→斜め上向きに変更
  • キョクナビと本体画面のナビゲーションのシステムを一新
  • X PARK サービスの対応 (2024 年 1 月サービス開始予定)

本体の外観について

実機の見た目はこんな感じです。少しこの画像では分かりにくいですが、本体の前面パネル部分が傾斜していることで、その下のアンプに少し影が掛かっています。従来の機種向けにピッタリ作られているラックだったりすると、傾斜している部分が少しはみ出る感じにはなるかと思います。

そのため、極めてルームが狭い店舗ですと、ドリンクバーでお代わりしたり、トイレに行ったりするタイミングで、脚が当たることがあるかもしれないという細かい懸念はありますが、本体は目線より下に置かれるケースが多いので、少し画面が上向きになっていることで見やすさという意味では理にかなった設計だと思います。

キョクナビ (操作タブレット) の外観について

JOYPad キョクナビについても、JOYSOUND MAX シリーズで使用できた JR-P1000, JR-P2000 は非対応となり、JR-P3000 にリニューアルされました。一方で、JR-P3000 は記事作成時点で、JOYSOUND X1 のみの対応となっており、JOYSOUND MAX GO および同等世代以前のナイト向けモデルには非対応となっているようです。

外観としては、脚付きの JR-P2000 の形ほぼそのままで、画面の周辺の縁が白に変更されたことくらいの変化です。外形寸法は JR-P2000, JR-P3000 ともに 285 (幅) × 207 (高さ) × 91 (奥行) mm で変化なく、充電台も JR-P2000 向けのものがそのまま使えるようですので、大きな変化はないと思ってよいでしょう。

一方で、詳細は後述しますが、キョクナビのソフトウェア面は一新され、使い勝手が大きく変化しています。

JOYSOUND X1 の良い点

曲の演奏開始までが早くなったこと

JOYSOUND MAX シリーズでは、JOYSOUND f1 ほどではありませんでしたが、それでも予約曲一覧表示のタイミングで、曲の演奏開始がどうしても長く感じられるケースが多かったように思います。

この部分のアニメーションが短縮され、かつ処理性能が向上したことにより、非常にスムーズに演奏が開始されるようになっています。

歌詞テロップが見やすくなったこと

下記直撮りであるため、あまり精細感が無く申し訳ありませんが、テロップの字形が JOYSOUND MAX GO から変化しました。

具体的には、縁取りの黒が少し細くなり、日本語の文字が横長になり、英字が全角調から半角調の文字に変化したことで、文字が潰れにくく読みやすい字体になったと思います。

※下記 JOYSOUND MAX GO のテロップ字体ですが、黒淵が少し太く、日本語文字が少し JOYSOUND X1 より縦長です。 

一方、JOYSOUND MAX GO までを使用し続けてきたユーザーにとって、最初だけテロップの色替えに違和感を抱くかもしれません。JOYSOUND MAX GO までは 30fps レンダリングで、色替えの境界線はハッキリしたものでした。一方、JOYSOUND X1 では 60 fps レンダリングになった影響か、色替えの境界線がハッキリせず滲んだような中間色を使うようになったようです。細かい変更点ではあり、私の性格的に気になる変更でしたが、しばらく使った頃にはだいぶ慣れたので、大半のユーザーに影響を及ぼす変更ではないのは確かでしょう。

本体画面のレイアウトが分かりやすくなったこと

JOYSOUND MAX GO からの変更点として、「曲を探す」や「演奏操作」などのハードウェア ボタンが廃止された影響で、一部の機能が本体画面のタッチ操作部に移動しています。

操作自体は JOYSOUND f1 以来できたことばかりですが、本体画面をタッチして、曲検索して予約したり、リモコン操作をしたり、予約確認ができたりといったことが、一般ユーザーに認知されておらず、必要以上にキョクナビの奪い合いが発生していました。

明確にタッチできるボタンとして、画面下部に配置されたことで、キョクナビが他人に取られていても本体の画面で代替できることが、簡単に認識できるようになったことは歓迎するべき変更点だと個人的に思っています。

一方で、あまり見る人はいないのかもしれませんが、現在歌われている曲名・アーティスト名の表示が JOYSOUND MAX シリーズより小さい文字になってしまったことが、仕方ないとはいえ少し残念なポイントです。

カラオケそのものの歌いやすさは JOYSOUND MAX シリーズ譲りの出来

JOYSOUND は、かつてから原曲の再現性よりも、歌いやすさが特長だと思っています。*3

その点は、JOYSOUND MAX の時点で非常に完成されたものになっていましたが、JOYSOUND X1 においても、まったく違和感なく歌いやすく、ちゃんといつもの JOYSOUND のままだと安心しました。

JOYPad キョクナビ JR-P3000 のハードウェア的なタッチ感度は非常に良好

先代のタブレット型である JOYPad キョクナビの JR-P1000, JR-P2000 はタッチしてもたまに反応してくれない時がありましたが、JR-P3000 はタッチしたら期待通りに反応してくれるようになっていました。また、しばらく使用していても電池が切れるようなこともなく、引き続きこのモデルの電池持ちも良好そうです。

JOYPad キョクナビ JR-P3000 でガイドメロディなどの現在の状態が見えるようになったこと

極めて些細な変化ではあるのですが、現在の状態が青色でハイライト表示されるようになりました。JR-P2000 まではただのボタンになっており、ガイドメロディをオフにしようとして切ったかどうかを確認する術がなく、もう一度念のためにオフにしようとタップするしかありませんでしたが、JR-P3000 ではオフであることが一発で分かるようになり、無駄な操作をちょっとだけ減らせそうなのがうれしいポイントです。

JOYSOUND X1 の残念・改善をお願いしたい点

JOYPad キョクナビ JR-P3000 のソフトウェアの出来が本当にひどい

恐らく今の JOYSOUND X1 を使用すると、真っ先に不満を持つポイントはここだと思います。JOYPad キョクナビを操作していると、1~2 時間に 1 回程度は、このような画面が表示されます。ここで [決定] をタップすると、いちいちトップページに戻されてしまい、再接続が完了するまでに数十秒かかります。検索していた曲やアーティストの画面が失われ、再接続されるまでの数十秒を待ってから、またイチから検索する羽目になります。

この現象について、暫く使っているうちに、この画面が出ても、左下の [閉じる] をタップすると、何事もなかったかのように引き続き動作するケースが 9 割方であることに気が付きました。

動きを見ている限り、どうやら従来のキョクナビと異なり、キョクナビ内に曲などの情報データベースを持っているのではなく、今回のキョクナビでは、JOYSOUND X1 本体に無線で HTTP ベースのブラウザアクセスをすることで実現しているように思われる挙動をしていました*4

そのために、曲やアーティスト一覧でスクロールしたときに、画面内に表示された項目をいちいち毎回都度取得しているような動きをしており、その取得にどこかで失敗すると、裏方で再試行することもなく、エラー画面を出しているのではないかと推察しています。[閉じる] をタップしてから、またスクロールすることで再取得・再表示が行われることがほとんどでしたので、安定性向上のために、一覧表示のキャッシュ処理の改善および取得失敗時のリトライ処理の改善を求めたいところです。

ちなみに、入室中に 1 回だけ接続が切断されたまま、自動的に接続を再試行してくれないケースが発生してしまいました。この時は、画面左上端の [ホームに戻る] よりも上の電池アイコン部分を連打するとキョクナビを再起動できるのですが*5、その操作をするまでは接続を復帰させることができませんでした。知識が無く、この操作ができない一般人には厳しい操作となることから、これだけが原因で JOYSOUND X1 はまだ常人には勧められないと判断せざるを得ない状況と考えます。

JOYPad キョクナビ JR-P3000 の操作性もあまり宜しくない

JOYPad キョクナビ JR-P2000 までは非常に扱いやすい UI となっていました。しかし、JOYPad キョクナビ JR-P3000 では UI が一新された関係で、非常に分かりづらくなってしまったと思わざるを得ませんでした。

致命的に使いづらいホーム画面

しかも、それが顕著に表れているのが、最初に目にする、かつ最も見る機会の多いホーム画面であることが致命的です。

私はこれを見て、まずいつも通り、うたスキにログインしようとしましたが、右上小さく出ていることに少しの間気付かず、アレどこにあるんだ?と探してしまいました。
また、うたスキを使わない人にとっても、[キーワード] と [歌詞] による検索のボタンがここになく、どこに行ったのだろうと思わせてしまう UI になってしまっています。[キーワード] と [歌詞] 検索については、[歌手名] または [曲名] をタップした先で切り替える方法もありますが、正式にはホーム画面の [もっと探す] をタップした画面から、[キーワード] や [歌詞] を選択することを想定しているようです。

▼ ホーム画面で [もっと見る] をタップした先の画面。正直、これをホーム画面にするべきでは?と考えてしまいました。

▼一応、歌手名や曲名検索に飛んでから、キーワードや歌詞検索に切り替えられる点が、まだ救いになっているとは思いますが。[もしかして?] 欄が死んでしまうバグも時々起こってしまいます。

左の常設メニューも使いづらい

従来 [リモコン] と呼ばれてきた機能がどこにあるのか、[音量/操作] という項目名のせいで見つけづらいと苦言を呈しているユーザーが多いようです。ある程度、私もそれに同意します。

しかも、[音量/操作] のボタンを誤ってダブルタップすると、[主音量: もっと小さく] のボタンの位置になっており、うっかり主音量を下げてしまうという誤爆を何度かやらかしました。

▼ [音量/操作] ボタンと、ちょうど [主音量: もっと小さく] のボタンの位置と被っており、うっかりタップしてしまう

また、左側のメニューに、ヘビーユーザー御用達の [うたスキ] のボタンが無いこと、採点のリンクもないことも、左の常設メニューの使いづらさを加速させています。

ホーム画面と左の常設メニューを、今のをベースにして私が再設計するならこうする (脱線)

少し話脱線しますが、私がホーム画面を設計するならば、このように配置します。簡単な雑コラですが、イメージは分かっていただけるかと思います。

まず、ホーム画面を現在の [もっと見る] 画面ベースに変更します。

左のメニューに関しては、[うたスキ] をホーム画面右上ではなく、常設メニューに取り込むことで、JR-P2000 までの操作感に少し近づくと考えます。
また、[音量/操作] という名前が分かりづらいので、[リモコン] という名前にしたうえで、類似する [演奏停止] の下側などの近くに配置することで見つけやすくなると考えます。
さらに、[アプリ] を [アプリ・採点] に改名して、採点の選択機能をここに取り込むことで、採点をオンにする方法が分かりやすくなると考えます。

勝手なユーザー側の意見ですが、この方がユーザーフレンドリーだと考えておりますので、ぜひエクシング社の皆様には、前向きにご検討いただきたいところです。

曲詳細画面でのうたスキアカウントの切り替えが分かりづらい

キョクナビ側で曲予約時にうたスキアカウントを切り替える方法が分かりづらくなってしまいました。うたスキアカウントを持っているユーザーが、多人数カラオケに混じっている場合、うっかりゲストに戻し忘れたり、逆にアカウント指定し忘れたりということが頻発しそうな仕様です。

▼JR-P3000 では、うたスキアカウントを切り替えるためには、右上の [変更] を押さなければなりません。

▼JR-P1000, JR-P2000 では、アカウント切替ボタンが初めから表示されていました。

正直なところ、キョクナビのハードウェア的な進化を、今のところはソフトウェアが全部ダメにしてしまっている印象しかありません。

採点結果画面の動作が全般的に遅い

JOYSOUND MAX シリーズに比べて、採点の種類を問わず、画面の点数表示アニメーションなどがもたつくケースが頻発している状況を確認しています。本体側のアップデートなどで改善できる内容だとは思いますので、さらなるブラッシュアップに期待したいです。

全国採点GP の順位速報表示時のうたスキのサムネイルアイコン表示方法がダサい

これは全国採点GP で遊ぶ人にしか関係のない内容ですが、JOYSOUND MAX シリーズではうたスキアバターが画面上端から下に降りてきてから、一気にUP/UP/STAY/DOWN のアニメーションが発生していました。

一方、まさにこの画面のことですが、JOYSOUND X1 ではフェード等のアニメーションなしにいきなりサムネイル画像が定位置にポンと表示され、一気にUP/UP/STAY/DOWN のアニメーションが発生するまで 1.5 秒程度そのままであるため、非常にダサいと言わざるを得ません。

JOYSOUND MAX シリーズと同様にサムネイル画像を画面状態から下に降りてくるようにするか、それが無理なら、せめて定位置のままでもフェードインするようにしてほしいと考えます。

採点が変わり映えしない & お子様向け採点が無い

この画像の通り、分析採点AI が分析採点AI+ になった程度で、他の採点は JOYSOUND MAX シリーズのものと同等です。

それにも関わらず、妖怪ウォッチ大採点のようなお子様向け採点機能が削除されています。あまり使用される頻度が高くなかったということでしょうか。それとも版権料をケチったのでしょうか。その真偽は不明ですが、ごく一部のファミリー層には残念ポイントかもしれません。

また、分析採点AI+ に関しては、採点結果画面のデザインが変わったくらいで、MAX GO の分析採点AI とほぼ変わりません。もし使う機会がある場合でも、ここにはあまり期待しない方がよいと思っています。

なお、私の感覚ですが、マスター・AI を問わず、JOYSOUND MAX GO よりも JOYSOUND X1 の方が、「安定感」のポイントがいつもより 1.5 ~ 2.0 点くらい高く出やすい印象を受けました。ただ、このあたりはアップデートで頻繁に調整されることが多いのが通例となっていますので、あまり鵜呑みにしないでください。

本体側画面での曲予約時にうたスキアカウント指定ができなくなった

JOYSOUND MAX シリーズであれば、本体側画面で曲を検索したとき、曲詳細画面で右上に [ユーザー変更] ボタンがあり、キョクナビ側でログインを済ませてさえいれば、本体側画面でユーザーを指定して、曲を予約することができました。

しかし、JOYSOUND X1 ではそのボタンが見当たらず、どうやってもゲストでしか曲を予約することしかできなくなっていました。

本体で予約できることが分かりやすくなったとはいえ、まだしばらくの間は、この画面を使用するのは、どうせうたスキアカウントを持つようなヘビーユーザーしかいないと思いますので、何よりも早急に、従来通りにアカウント選択できるように戻していただきたいです。

4K および 60 fps レンダリング対応状況が非常に中途半端

JOYSOUND MAX GO では単純に 4K 信号出力対応にとどまっており、テロップ類のレンダリングはすべて 1080p/30fps でした。JOYSOUND X1 では、4K および 60 fpsレンダリングに対応しましたが、その対応状況は中途半端と言わざるを得ません。要は新しく作り直された部分だけが 60 fps 対応なのです。

60 fps に対応している部分としては、新しい汎用映像・本人映像類の一部、テロップの色替え表示処理、曲開始直前の予約曲一覧表示、分析採点AI+ の結果画面の背景と一部表示程度にとどまっています。

相変わらず、ガイドメロディ表示 (分析採点AI+ 時を含む音程バー) や、採点結果画面の下半分、全国採点GP などの据え置きされた採点表示のすべてなど、非常に多くの箇所が 30 fps レンダリングのままにとどまっているため、あまり 60 fps に対応している感覚はありませんでした。

目玉機能であるはずの X PARK (エクスパーク) の開始が遅れている

JOYSOUND X1 は「カラオケの常識を超えたエンターテインメント体験。」と名を打っていますが、その根幹であるはずの「X PARK」はサービス未開始であり、 2024 年 1 月までお預けです。万全な状態で臨めと厳しいことを言うつもりは決して毛頭ありませんが、新機種の目玉機能が長い間未リリースのまま出荷され、その状態で一般ユーザーに使われることに関して、エクシング社は、ユーザーにとってのファーストインプレッションの影響を軽視し過ぎと考えています。

この部分の正確な評価は 2024 年 1 月のリリースを待つことになりますが、その間に「なんも変わらん」と思われてしまうこと、むしろキョクナビのマイナス点が目についてしまうことは、容易に想像がつくことであるはずで、それならば最初から諦めて出荷延期していた方がマシだったのかもしれません。

X-LebenⅡの変化はさほど感じられず微妙

言われれば、JOYSOUND MAX シリーズの X-Leben に比べると、ほんの少しベースの音が厚くなり、高音域の刺さる音が減った感じがしたかも?という程度の変化です。部屋のコンディションのせいかもしれませんし、取りあえずは正確な評価を下せないほどには変化を感じない音源でした。ハイレゾカラオケと名を打ち、ハイレゾ認証を受けているのは JOYSOUND MAX2 からですが、この紹介時の注意点に、相変わらず「ミュージックは、CDスペックの素材波形を音響処理によりハイレゾ相当に変換したものとなります。」の注釈が必要とされていることから、X-LebenⅡになったからといって、ミュージック側もハイレゾになったというわけでもないのが残念でなりません。

しかし、元々 X-Leben の時点で、ポテンシャルのある音源ではあると個人的に考えていますので、あくまでもほぼ現状維持に留まったことについて、期待を下回ったという意味で微妙とした程度のものです。

うたスキ動画で音声のみが選択できるようになったが、撮影時の注意点表示が映像ありのもののまま変わらない

カメラがオフになっているにもかかわらず、「部屋の様子がわからない」「商品やぬいぐるみ等を映す」ことが NG であると注意点が表示されてしまいます。

単に使いまわすのではなく、該当しない注意点は表示しないようにしてほしいと考えています。

スマホ アプリの接続に必ず JOYPad キョクナビ JR-P3000 の QR コード表示が必要

JOYSOUND MAX GO まででは、部屋のキョクナビ側でうたスキのログインを済ませていれば、手元にキョクナビが無くとも、アプリだけですぐにスマホ アプリを接続することができました。

キョクナビ側のログインは、入室直後の皆が最初の曲を悩んでいるうちに済ませてしまうことが多く、ほとんど問題になりません。一方、スマホ アプリの接続は、用意周到な人でない限り、キョクナビがすべて他の人に取られてしまったときに繋ぎたいと思うはずですが、そのようなケースでスマホ アプリを接続することができなくなってしまったのは残念な限りです。この点は、仕様の変更を強く望みます。

これから JOYSOUND X1 を使おうと考えている人へのアドバイス

JOYPad キョクナビ JR-P3000 はすべての店舗にとって新規導入するしかないため、多くの部屋では恐らく 1 台しかないでしょう。そのため、うたスキのログインと、スマホ アプリのログイン両方を入室直後に済ませてしまうことをオススメします。

また、年末年始シーズンがこれから始まってしまうことで、ヒトカラを断られるケースが増えてきます。JOYSOUND X1 をとにかく早く試してみたいという稀有な方がいらっしゃるのならば、それを理解してくれるお知り合いなどと一緒に予約して訪れるのが吉かと思われます。しかし、正直なところ、本人映像の配信状況にまだしばらく差はありませんし、X PARK が始まるのも年明け少ししてからになりますので、多くの人にとってはあまり急ぐ必要はないと思われます。

JOYSOUND X1 を使ってみての忌憚なき総評

今のところ、キョクナビも不安定であり、目玉コンテンツが未リリースであるため、「2023 年秋」と言ってしまった手前、リリース日ありきで動いてしまった感が否めないかなと思っています。そのため、現状は、JOYSOUND MAX GO を引き続き使用した方が良いかなと感じる状況でした。
安定性や使いやすさがマトモになり、さらに X PARK の機能が面白いようであれば、大化けするポテンシャルは秘めているのかなとは思っています。ですが、店舗側としては導入する必要がある機器が非常に多く、その導入ハードルが高そうなだけに、今後の運命は、JOYSOUND X1 の導入部屋が増えてくるまでの間に、改善がどこまで進むかがカギになると私は見ています。

JOYSOUND が基本的に好きな私から見ても、とにかくキョクナビ周りの挙動・操作性を何とかしない限り、この JOYSOUND X1 の評価は下がる一方であるという点、その結果さらにシェアを落とすことになるのではないかということを、エクシング社に対しては警鐘を鳴らしたいと思います。という結論にて、本記事は締めとさせていただきます。

長文でしたが、お読みいただき有難うございました。

*1:ジョイサウンド エックスワンではありません。XING の読みであるエクシングから取っているものと思われます。また、製品型番は JS-FX10 です。

*2:ぶっちゃけた話、この文については、ステマ禁止の法律が施行されたこともあり、世の中的にうるさくなってきたこともあり、その火の粉が降りかからないようにするための予防線です。それでも「いや本人がそう言ってるだけでステマだろー」と言う方は、大変申し訳ございませんが、ここでブラウザバックをお願い致します。

*3:DAM 好きなユーザーは頻繁に原曲の再現性を引き合いに出してきますが、個人的にそれは違うだろうと一石を投じたいです。自分としては、正直 DAM のアレは耳が痛くなるだけで歌いづらくて仕方ないです。

*4:接続が切れると、ごくわずかな曲しか検索に出てこなくなることや、度々 AOSP ブラウザのアクセス不能画面がチラ見えする場面があったためです。

*5:JR-P3000 に限らず、歴代キョクナビは基本的に電池アイコンをひたすら連打すると再起動します。