皆様、お久しぶりです。11 か月もブログを放置してしまいました。どうしても、1 記事あたりの物量が多くなるので、書く気力をチャージするのに時間が掛かってしまいます。
この放置していた 11 か月という長い間ですが、そのたった 11 か月ともいえる短い間に、新型コロナが燃え出したかと思ったら、今や全世界パンデミックですから、この先の世の中がどうなるかなど、誰もまったく知る由などありませんね。
前は毎月のように行っていたカラオケも、周りの目もあり、ほとんど行けなくなっちゃいましたし。*1
さて、今回は Microsoft Store を無効化してしまう人を少しでも減らすべく、無視されがちだけど、実は便利なストアアプリを紹介していきます。
最初の方は認知度が高めなアプリから紹介しますが、最後の方は隠れ良アプリを紹介しますので、お見逃しなく。
- 1. OneNote for Windows 10
- 2. Spotify
- 3. Microsoft Solitaire Collection (ソリティア コレクション)
- 4. Microsoft Minesweeper (マインスイーパー)
- 5. Dynamic Theme
- 6. EarTrumpet
- 7. ModernFlyouts
- 最後に
1. OneNote for Windows 10
www.microsoft.com
このアプリは、Windows 10 にプリインストールされているノートメモアプリです。簡単に言えば、Evernote の Microsoft 版のツールで、無料の Microsoft のアカウントさえあれば、誰でもデバイス数無制限で利用することができるのが強いメリットです。内部的には OneDrive に保存される形態のため、無償の場合は 5 GB まで、有償 (Office 365 Solo) の場合は 1 TB まで保存できます。*2
OneNote は、Windows 10 以外でもお好みに応じて、iOS / iPadOS / Android / ブラウザ で利用することもできます。クラウドに保存されるので、どこからでも全く同じノートメモを見たり、書き込んだりできて便利です。
iOS / iPadOS : 「Microsoft OneNote」をApp Storeで
Android : Microsoft OneNote: アイデアを保存してノートを整理 - Google Play のアプリ
ブラウザ: デジタル ノート アプリ OneNote - Office
ついつい「メモ帳 (notepad.exe)」を開いて、メモして「*.txt」を作ることを繰り返している方には、OneNote で一元化することをオススメしています。
あと、簡単に見られたくない情報があるときは、ノートのセクション単位で、パスワード保護できることも便利だったりしますよ。
▼正しいパスワードを入力しないと、見られないページを選択的に作ることができる
2. Spotify
もはや誰もが知る音楽サブスクリプションの Spotify (スポティファイ) です。「あまりにもベタなアプリを出すんじゃねぇ!」ってどこからか怒られそうな気がしますが。
このアプリも、最近の Windows 10 のバージョンでは、もしかしたら自動で初期インストールされるかもしれません。おそらく、Spotify の有料プランに加入されている方であれば、もう十分にこのアプリを使っていることかと思います。
このアプリをオススメしたいのは、むしろ音楽をほとんど聴かない人がターゲットです。無料でも、「月間15時間までなら、フル尺で好きな音楽を聴くことができる」という点にあり、「聴き入ることはないけど、話題の新曲をたまに聴いてみたいと思う」という欲求を満たすことくらいならできると思いますし。
3. Microsoft Solitaire Collection (ソリティア コレクション)
このアプリも、Windows 10 に初期インストールされています。Windows 7 までのバージョンでも、ゲームのフォルダに最初から入っていた、ソリティア・フリーセル・スパイダソリティアの後継で、さらに新しいゲームが 2 つ搭載された、5 種類のひとりトランプ遊び集です。
今更、「ソリティアとは何か」ということを説明するつもりはない…と言いたいところですが、Windows 7 まで長らく「ソリティア」と呼んできたものは、実は正しくは「クロンダイク」というゲーム名なのです。
「ソリティア」の正しい意味は「ひとりで遊ぶトランプゲームの総称」です。
Windows 10 のこのアプリでは、「クロンダイク」の名前に修正されましたが、同時に古くからのユーザーの混乱を避けるために「クラシック Solitaire」という名前も付いていたりします。
▼「クラシック Solitaire」と書かれたゲームが、従来の「ソリティア」相当
「Pyramid」と「TriPeaks」というゲームは、Windows 7 まででは遊べなかった新しいゲームです。最初に、ルールの解説がアプリの中で表示されます。ルール自体は簡単なので、まだ遊んだことがないなら、一度遊んでみてはいかがでしょうか。
さらに、デイリーチャレンジ・イベント・スタークラブというモードもあり、通常のトランプカードを片付けるだけではない、豊富なお題をクリアしていくものもあります。
▼豊富なお題をクリアするゲームモード
これらのモードのときは、時々動画広告を見なければならないのがデメリットですが、ギリギリ我慢できるレベルに落ち着いているかと思います。また、しきりにプレミアムで広告非表示を誘われますが、買い切りではなく、月額・年額制のサブスクリプションプランなので、その点だけご注意ください。
ちなみに、Windows 10 と同じ内容の Microsoft Solitaire Collection が、iOS / iPadOS / Android 向けにもリリースされていて、同じ Microsoft アカウントでサインインすると、お互いにセーブを同期して共有することもできます。*3
ちょっとした暇つぶしと思って遊びだすと、意外と時間泥棒になっています。
4. Microsoft Minesweeper (マインスイーパー)
Windows 7 まではゲームフォルダーに鎮座していた「マインスイーパー」ですが、Windows 10 では初期インストールされていません。Windows 10 を使い始めてから長いユーザーほど存在を忘れているのではないでしょうか?
マインスイーパーに限っては、手動でストアからのインストールが必要になりました。正確には Windows 8.1 向けに作られたアプリですが、Windows 10 でも問題なく遊ぶことができます。Solitaire Collection ほど、Microsoft のやる気もないようで、アプリ本体の更新も放置気味で、Windows 8.1 の時代臭がプンプンしますが、デイリーチャレンジで遊ぶこともできます。
時間泥棒というほどではないですが、ちょっとした暇つぶしにいかがでしょうか。
ここまでは長い長い前座でしたが、この後は本気でオススメしたいアプリです。
5. Dynamic Theme
変わり映えしないデスクトップの背景画像を、毎日違う、美しい風景画像にしませんか。
このアプリを使えば、簡単に、毎日 Microsoft から提供される美しい背景画像を、自動で画像フォルダーに保存したり、ロック画面やデスクトップ背景画像として自動設定することができます。
設定画面は英語表示しかありませんが、設定自体は簡単で英語でも支障はないと思います。しかも、その見た目はまるで Windows 10 の設定アプリのようです。
デスクトップの背景を毎日変わるようにしたければ、最初のこの画面で「Background」の設定を「Bing」か「Windows Spotlight」にするだけと、超お手軽です。
▼ Windows 10 の設定アプリのような外観の設定画面
6. EarTrumpet
タスクバーの時計横にある、音量調整アイコンの機能を向上させるアプリです。
クリックしたとき、標準のアイコンでは全体の音量しか調整できませんが、EarTrumpet のアイコンでは全体だけではなく各アプリの音量の比重を調整することもできます。
▼このように簡単にアプリごとに音を小さくできる*4
また、右クリックのメニューも拡張されます。コントロール パネル ベースのサウンド 設定にも簡単にアクセスできます。
▼右クリックしたときの拡張されたメニュー
7. ModernFlyouts
Windows 8 の時から変わらない古臭くて不便な左上の音量・メディアコントロール表示を、より今っぽい表示に変更して多機能化するアプリです。現時点では Preview と書いていますが、まったく不安定な感じはなく、安定して動いてくれています。
▼ Windows 10 標準の音量・メディアコントロール表示
ModernFlyouts を入れて起動するだけで、左上の表示が下記のような綺麗なものになります。また、上部のツマミを持つことで位置を調整したり、ピン留めして常時表示としたり、× をクリックして邪魔な時にすぐ消すこともできるようになります。
▼ ModernFlyouts を使用すると、このような綺麗な表示に置き換わる
また、対応音楽アプリを使用しているとき、左下の三点 ・・・ ボタンをクリックすると、シャッフル再生・リピート再生・停止コントロールを操作することもできます。単曲リピートを多用する私にとって、これはすごく便利な機能でした。
▼ 左下の三点 ・・・ ボタンをクリックしたときの追加のコントロール機能
特にこのアプリは、導入しないことのメリットが無いため、たった 1 日で、もはやなくてはならない存在となりました。オススメです。
最後に
以上、便利なストアアプリ 7 選でした。最初の 4 種類は含めるか悩んだのですが、あまりマニアックなところから入りすぎてもなと思い、このような記事になりました。個人的には、特に最後の 3 種類が本気でオススメしたいアプリですが、これらは割と欲しいと思うユーザーも多いのではないでしょうか。
また、開発者向けにも便利なアプリなど、いわゆる需要自体がニッチな方向であれば、もう少しあるといえばあるのですが、それらの存在自体、必要としているユーザー層には割と知られていることや、そもそもマニアックすぎて紹介することがあまり意味ないかなとも思い、今回はそれらは敢えて除外しました。
この記事は以上となりますが、これをご覧になった方で、1 人でも、Microsoft Store を無効化する人が減ればよいなと思います。
それでは、また、ブログを書く気力を数か月チャージしてから、忘れたころに戻ってきます。