Zenfone 6 本気のレビュー
皆さん、こんにちは。試験的にはてなブログを無償版で始めてみました。
ライブドアブログは編集しづらすぎるので、もし使いやすければ、はてなブログProにしようかと考え中です。
さて、Zenfone 6を発表日翌日に予約購入して以来、2か月近く、メイン機として使用しています。それまでは、ドコモのXperia XZ Premiumを2年と数か月使用していましたが、ドコモSIMをそのままZenfone 6に差し替えての利用です。
さて、今回はZenfone 6を各方面から長文レビューを書いていきます。
※下記は6GB/128GB ブラックです。ほかの種類はリンク先から。
ASUS ZenFone 6 ミッドナイトブラック (6GB/128GB) 【日本正規代理店品】 ZS630KL-BK128S6/A
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2019/08/23
- メディア: エレクトロニクス
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購入したモデル
Zenfone 6には複数のモデルがあります。
まず、一番コスパのよい、メモリ6GB/ストレージ128GBモデル。こちらは税込約7.5万をちょっと超える程度です。
そして、私が購入したモデルはこちらですが、メモリ8GB/ストレージ256GBモデル。税込9万円ほどです。
ファーストインプレッション
いよいよ… #ZenFone6 pic.twitter.com/M3M6d3xyJC
— たまごとうみかち (@micachi_net) August 27, 2019
ZenFoneのほうがやっぱり縦に長くてよい
— たまごとうみかち (@micachi_net) October 11, 2019
というかXZPのカメラひでぇぞ pic.twitter.com/FwvrVGgADc
ざっとこんな感じですが、正直、Xperia XZ Premiumのカメラが暗く映って正直キツイ。
外観について
外箱と付属品
箱は比較的シンプル。中に本体と、本体用ハードカバー、急速充電対応ACアダプタ(USBケーブル化可能)、イヤホンが入っています。
※なので、手帳型にこだわりがなければ、カバーを探す必要ないですよ…。
ちなみに、キャリアモデルであれば、本体しか入ってなくて、全部、別売、別売、別売のため、それだけで1万円を切る程度の予算を見ておかなければなりません。
端末本体
表面は丸角のノッチなし、ほぼ全面液晶ディスプレイ。最近はやりの有機ELではないですが、自然な発色で、コロコロ端末を変えて最近の端末を触っている人ならともかく、2年前くらいのスマホから変える人ならば全く違和感はない。
指紋認証は背面に設置されていて、これも1~2年前によくあったパターン。やはり、最近はやりの画面内指紋認証ではないが、自然に指が触れる位置に指紋認証センサーがあり、ボタンを押すことなくスリープ時に指を置くだけで、スリープ解除と画面ロック解除が可能です。すごく素早く、ある程度指が湿っていても問題なく認証されますし、どの指でも認証が通ってしまうような欠陥もありませんでした。
問題は、背面に設置されているフリップカメラですが、ここが人によっては耐久性に不安を感じられる方もいるのかもしれませんね。しかし、私が使った限りでは、最初だけで、だんだん不安を感じなくなってきました。
Xperia XZ Premiumが実測190g程度だったのに対し、Zenfone 6は実測210g程度とそれなりに重量級になります。しかし、バッテリーが5,000mAhと、下手なモバイルバッテリー級であることを考えると、むしろ軽いくらいですし、なにより背面が曲面のため、持った時に数値よりも軽い印象を受けました。
Zenfone 6 の長所と短所
さて、ここからは Zenfone 6 の長所と短所、人によっては評価が分かれる点について触れていきたいと思います。
長所
①カメラがきれいに撮れる
とある薄暗いホテルの客室で撮った写真です。PC作業していても若干暗いなぁって思うくらいの明るさでしたが、結構きれいに撮れています。
Xperia XZ Premiumよりずっとよいです。また、こちらは通常レンズですが、必要に応じて、超広角レンズも選べます。
さすがに、暗所撮影が得意なPixel 3君ほどではないにしても、ほとんどの場合はこれで必要十分なのではないでしょうか。
②バッテリー持ちがダントツによい
どうやら11時間ほどの画面点灯が必要そうでした。
— たまごとうみかち (@micachi_net) August 31, 2019
もはや人間が寝るほうが早いですね。#ZenFone6 pic.twitter.com/Xts1HUpgUB
いろいろゲームをしていても、フル充電から使い切るまでに10~11時間ほど、遊び続けないといけないような感じでした。
これで電池持ちが足りないというのなら、おそらくあなたは廃人です。
ちなみに、Xperia XZ Premiumは実測4時間40分ですので、Zenfone 6で50%しか残っていなかったとしても、Xperiaのフル充電時と実質変わりないということです。
また、ウッカリ「朝起きたら充電できていなかった」となっても安心の充電速度です。
朝起きて、今日から出張なのに、やべぇ、ちゃんと充電刺さってねぇ!!39%!?
— たまごとうみかち (@micachi_net) October 3, 2019
ってなったけど、
流石のZenFone 6、素早く90%になってくれた pic.twitter.com/wJeWDTDjHq
90%の電池残量があれば、8時間は余裕で持つということですし、出張中にGoogle Mapsを使いまくっても余裕がありました。
バッテリー持ちがよいので、災害時も比較的安心できますし、普段も心に余裕を持つことができます。
③イヤホンジャックの存在
最近のハイエンドスマホの最もクソな部分、「イヤホンジャックの廃止」問題。イヤホンジャックがないので、Bluetoothイヤホンを使えということなのですが、いかんせん遅延が激しい。頻繁に音ゲーのスクフェス・スクスタをイヤホンで遊ぶため、遅延は絶対に許されない。そして、Type-Cからの変換はいちいち持ち歩くのもめんどくさいし、無くしそうだし、横持ちしたときに端子の位置的に邪魔になる。
ところが、Zenfone 6は、縦持ち時の左下隅の位置に、イヤホンジャックが存在しているのです!!もうこれだけでZenfone 6に対する評価が爆上がりですよ!!!
しかも、昔のXperiaにあった、イヤホンを使ったFM受信まであるじゃないですか!!!ワイドFMも対応しているので、実質民放AMも聞くことができちゃいます!ワンセグはバッテリー食いますが、FMなら音だけなので、本当に災害を考えると安心です。
さらに、「オーディオウィザード」機能によって、すべてのアプリの音に共通のイコライザを掛けることができます。また、特定のイヤホン型番に対する、「ヘッドホンプロファイル」機能もあり、ほぼワンタッチで音質を良くすることができます。
④指紋認証が優れている
背面中央に存在する指紋認証センサーに指を置いた瞬間、すぐ認証されます。電源ボタンを押し込むのと変わらないスピードで、スリープ解除+ロック解除ができるため、非常にストレスフリーです。
Xperia XZ Premiumのときは、何回か指を置いて認証されるという具合で、あまり使い物にならなかった指紋認証でしたが、2年の差を強く感じた次第です。
また、成熟されていない「画面内指紋認証」ではなく、従来の成熟された「指紋認証センサー」を搭載しているため、非常に安心感があります。
⑤最高のパフォーマンス
Zenfone 6は、Snapdragon 855を搭載しています。2019年秋時点で、ほぼ最高のハイエンドSoC(CPUなどがワンチップに乗った基盤)搭載ということです。Snapdragon 855で動かなかったり、カクつくということが(もし万が一)あるのならば、現時点で世の中のAndroid スマホ全機種において、快適に動きません。
一応、さらに上のものとして、Snapdragon 855+というのも世の中にはありますが、これは855をベースに毛が生えた程度の性能向上したものとお考えください。日本未発売ですが、同じくASUSのゲーミングスマホ、ROGPhone 2が855+搭載です。
ご参考までに、デレステ3D高画質、ミリシタ3D高画質(13人ライブ)・スクスタ3D高画質・PUBG HDR+設定あたりは問題なく快適に遊べましたよ。スクフェスは、2Dなのでぶっちゃけ、ミドルレンジのSnapdragon 660くらいでも快適だとは思いますが、当然Zenfone 6で問題ありません。
⑥BluetoothがLDACコーデックにも対応
上のイヤホンジャックの項でBluetoothの遅延をけなしましたが、SONYが最近ハイレゾ対応として推しているLDACコーデックにも対応していました。NW-A55 ウォークマンと接続してみましたが、(BT特有の遅延することを除けば)何も問題なく接続はできました。
横から失礼します
— たまごとうみかち (@micachi_net) September 16, 2019
ZenFone 6はLDACも対応していました。流石にBluetooth特有の遅延は残っていますけどね…
そして、有線イヤホン直挿し時ですが、スクフェスもデレステも遅延なく快適な感じでした。 pic.twitter.com/c1Dz3euAD8
⑦ノッチがない
フリップカメラのおかげで、あのダサい画面切り欠き(ノッチ)がありません。特に、横向きにしたときに、ゲームで切り欠きがなく、非常に最高です。
⑧microSD+ダブルSIM通信可のトリプルスロット
いわゆるDSDV(デュアルシム・デュアルVoLTE)対応でSIMカードを2枚させます。しかも、microSDスロットが別に用意されています。
Zenfone 5Zや、ほかのDSDV機種は、ほとんど2枚目のSIMスロットが、「SIMかmicroSDのどちらかを差せます」というダブルスロット機種のため、SIMの2枚差しとmicroSD利用のどちらかは諦めなければなりません。
Zenfone 6は、このどちらも諦める必要はありません。しかも、SIMは2枚ともVoLTE通話同時待受・同時通信が可能ですから、キャリアのカケホ回線+格安データ回線も可能ですし、個人用通話・データ回線+会社用通話・データ回線という組み合わせも可能になります!それでかつ大容量のmicroSDを差せるのですから、このあたりは死角がありません。
⑨ゲームのことも考えられたソフトウェア設計
ゲームアプリを起動すると、「Game Genie」機能が使用できます。ナビゲーションバーの3ボタン誤爆防止ロック機能、Heads-up 通知(LINEなど上からひょこっと出てきて邪魔な通知)の一時無効機能、画面の明るさ固定機能、画面録画機能、マクロ機能などが含まれています。
例えば、Heads-up 通知の無効化によって、音ゲーなどでタイミングがシビアなゲームをやっているときに、通知がかぶさってきて失敗してしまうことを防止できます。画面の明るさ固定機能によって、横持ち時に照度センサーを隠してしまったときに、周囲が暗いと判断されて画面も暗くなってしまう現象を防止できます。さらに、画面録画機能は、音声は、通常は周囲の音を拾うマイク録音になりますが、Game Genieはゲームからの音声を直接キャプチャすることも可能です。
⑩本体を買うだけでほぼそのまま使える
急速充電QC4対応のACアダプタや、Zenfone 6の背面に被せるクリアハードカバー、3.5mm イヤホンが付属します。
あとは、契約した nano SIM カードを用意して、ストレージが足りないなら microSD さえ用意すれば、もう何も煩わしいことなくフル装備で使い始めることができます。
以上のように、非常に良いところが多いZenfone 6ですが、一応、微妙な点も存在します。
短所
①おサイフケータイ非対応
おサイフケータイ機能が使えない、いわゆる海外仕様のNFCのみとなっております。ICカード型Suicaの残高を読むことくらいはできますが、EdyやiDで支払ったり、モバイルSuicaで改札を通過することについては、残念ながらこの機種ではかないません。
来年6月末までのキャッシュレス還元に関しては、PayPay をはじめ、バーコード決済であれば、バーコードさえ画面に表示できれば良いため、この機種で恩恵を十分受けることができるでしょう。
ちなみに、私を含め、カラオケを良く利用する人については、JOYSOUNDなら店舗設置キョクナビの「かざしてログイン」も使えません。ですが、こちらはID/パスワード認証でも代替はできますので、ひと手間ですが、困るかといえばそれほど困りません。
②非防水
最近、もはや当たり前かもしれない、スマホの防水対応。
フリップカメラが仇となり、残念ながらZenfone 6は非防水です。普通に使っている分にはそれほど問題に感じたことはありませんが、念のため、水には漬けないように気を付けましょう。
人によって判断が分かれる点
①液晶ディスプレイ
前述しましたが、いわゆる有機ELではなく、液晶ディスプレイです。
有機ELは鮮やかな発色、黒が本当の黒になるというメリットがありますが、逆に言えば不自然などぎつい発色が気になるのかもしれません。また、焼き付くデメリットがあり、1年経たずして画面に焼き付くケースが割と多く発生するようです。
個人的には、自然ながらも鮮やかな発色と、焼き付く心配のない液晶に高評価ですが、一部では歓迎していない動きもあるので、判断が分かれるということにしておきました。
②スピーカーの音質
ぶっちゃけ、ここだけはXperia XZ Premiumの圧勝です。若干籠って聞こえる音質に加え、縦持ち時、上側のスピーカーより、下側のスピーカーからの方が音量がかなり大きく、左右のバランス感が思い切り崩れてしまっています。
しかし、左右を気にしないような用途(カーナビ案内音声等)については、Xperiaよりもずっと最大音量が大きく、聞き取りやすいと感じたため、用途次第ではあるのかなぁという印象です。
当然ながら、音質を気にする用途の場合は、イヤホンジャックに有線イヤホンを差しておしまいなので、実害はそれほどありません。
③本体の物理的な重量
約210gほどあるため、男性でも手が小さい人にとっては、かなり厳しいかもしれません。比較的手が大きい私でも、「あ、ちょっと重いな」と思うことが、たまーにあります。
でも、背面が曲面で手にフィットするので、持ちやすさ自体、角ばっていたXperia XZ Premiumより良いと思いますよ。
④カメラの耐久性
フリップするカメラ、ロットによっては不具合が多少出ているようです。トリッキーな仕組み上、歩止まり率も比較的悪いのは仕方ないですね。
あと、ズボンのポケットに入れていると、たまに「カパカパ」と固定が緩い音がする時があります。そうしたときには、クイック設定ツールで「カメラを収納」ボタンを押すと大抵解決します。頻発するようならカメラを校正する機能もありますよ。
最初にやっておくべきこと一覧
Zenfone 6を買ったら、まずやるべきことは下記の通りです。(ざっくり)
- 既存のGoogle アカウントでサインイン
- 各種アプリのデータ移行
- 設定 > 拡張機能 > モバイルマネージャー > メモリ解放 > スーパークリーンモードをオンにします の 設定
※バッテリー監視アプリなど、常駐させたいアプリを除外してください - 設定 > 電池 > PowerMaster > 自動起動マネージャー
すべてのアプリ にチェックを入れます。
※Google Play からのインストールがうまく進まない時にこちらで解決できます - 設定 > 電池 > PowerMaster > バッテリーケア
※必ず寝ている夜間などの時間帯を指定すると良いかもしれません - 設定 > 拡張機能 > スマートキー
※端末右上の便利ボタンの動作を変更できます - 設定 > サウンド、バイブレーション > オーディオマネージャー
※スピーカー用設定、イヤホン用設定の両方を調整することをお勧めします。
オーディオマネージャーのイヤホン向け設定の推奨例:Xperiaを使っていた人向け
下記、Xperia XZ Premiumのイヤホンの音が好きだった人向けのイコライザ設定です。
Xperiaのイヤホンジャックの音が好きだった人向けのZenFone 6イコライザ。#ASUS #Zenfone6 pic.twitter.com/Xs2ySLYvT4
— たまごとうみかち (@micachi_net) October 8, 2019
まとめ
Zenfone 6はいいゾ^~
おっと、失礼。
最近キャリアモデルの多くが10万円を超える中、おサイフケータイ非対応だけ残念にしても、ほかのところはほぼ文句ナシの2019年最強スマホでしょう。
有線イヤホンをこれまで通りに、しかもパフォーマンスを求める3Dアイドル系音ゲーもバッチリ。スクフェス・スクスタ・デレステ・ミリシタ・ガルパなどを遊ぶ方に、最高にお勧めのスマホですよ。
※下記は6GB/128GB ブラックです。ほかの種類はリンク先から。
ASUS ZenFone 6 ミッドナイトブラック (6GB/128GB) 【日本正規代理店品】 ZS630KL-BK128S6/A
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2019/08/23
- メディア: エレクトロニクス
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